「これもいずれ、赤く変わるわ」

ブログタイトルに意味はない

希うのは死か/乞い願うのは救いか

messiah-project.com 

 まずは『メサイア 悠久乃刻』大千秋楽、おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。1ファンとして、誰一人欠けることなく全19公演を終えられたことを本当に嬉しく感じています。そして感動をありがとう。メサイアって良いものですね。 

 あらすじを見た時はどうなることかと思いましたが、有賀・加々美の二人が揃ってチャーチを卒業できて…よかったです…。ハングドマン(神門シン)も…彼が迎えた結末が幸福なものだったか、と問われるとなんとも微妙なところなのかもしれませんが、非常に魅力的でした。『暁乃刻』から出て今回いい役割持っていったサリュートや、サリュートと同じくボスホート所属の隠しもしないサディストのスーク、初々しいけど絆を見せつけてくる研見会組の小星&東間、死体が確認できてないクズおじことチェーカー、幕間の癒やし黒子&Dr,THREE、片脚が不自由でも戦える一嶋……誰も彼も…魅力的で……メサイアこわい…今後好きなキャラが卒業しても「〇〇が出てるなら…」って観に行きそう……。メサイア商法……。メサイアはずるい……万夜様本命なのでこれからよりいっそう私の口座から諭吉が一人二人と姿を消す……… 


 … 

 ……… 

 …………まあ新世代組(万夜様・小太郎・小暮・雛森)が全員卒業するまでは絶対観に行き続けるんだろうけど!!!!!!!!! 皆闇が深すぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!! これ各々どうやって乗り越えるの!!?!?!?!????? 
  
 特に万夜様の卒業…ここまではなんとしてでも生き続けて観に行く所存。これ観ずに死ねるか。
 四人の結末は一体どうなるのか。誰か欠けるのか、欠けずにサクラになれるのか。いつか闇が底まで明かされる日が、光の射す日は来るのか……。




 『悠久』ではどかんと新世代組の闇の上澄みがぶっ込まれて、まあ、その、万夜様信者は大変辛かったです。有賀・加々美が苦難を乗り越え迎えた卒業を「おめでとう~~~~~~~~;;;;」って祝いたい正の感情と新世代組に対する「お前ら!!!!!!!!!!!!」って大混乱な負の感情がごちゃまぜに…。特に万夜様と小暮が原因だけど次以降でどうせ小太郎と雛森も何かどかんと出してくるんだろ。知ってるぞ。油断しないからな!!!!! 
 このブログ初記事から万夜様万夜様言ってるやつが無事で済む話じゃなかった。は~~~~~~~~高殿先生の書き下ろしも万夜様関連でね!!!! 書き下ろし終盤に“みことのり”とかいう謎イベントが詳細も明らかにされることなく出てきてね!! 『悠久』は本編も物販も殺しにきおった!! 苦しいけどありがとうございます!!!!!!! いつか「照る日の杜」が本編にがっつり関わってくるんだろうなぁ…。 

 この苦しさをどうにかしたくて相変わらずの考察(妄想)をしました。有賀・加々美に関しては、『極夜』からの新参者が語るのも良くないなと。『鋼』も見られてないことですし…。ただ、そんな新参者でも、心の底から卒業おめでとうと言いたい。二人揃って、過去を乗り越え、大事なものを抱え、美しい太陽に向かって飛び込む姿は美しかった。貴方達ならこの先の困難を乗り越え、二人の望む世界へ一歩ずつ進んでいけると信じている。

 今回は万夜様だけでなく小太郎に関しても少し。彼についても考えないといけないところまで来ましたので。 
 台詞は配信のあった東京千秋楽準拠です。


 ではまず小太郎について。 

 自分の死因に関わりのある「照る日の杜」を恨んでいるのかと思いきや、「照る日の杜」じゃなくてご神体様ときた。これは本当に予想外。ご神体様が何をしたか気になるね。胃痛の気配がする。ま、万夜様…。 
 「奴は信仰を理由に人の命を踏み躙った。…それから…」の件を言葉濁さずにはっきりと口にしてほしい。話し相手である万夜様が小太郎の好感度稼げてないから聞き出せないのか。柚木くん今万夜様への好感度どれくらいなの? いや聞かなくても低そうなのはわかるわ。(でも他人に言い触らしそうにないことを万夜様に伝えた辺り、多少の…信頼…?はあるのかな。『極夜』→『悠久』の時間が経ってるもんね)ご神体様殺したいって聞いた時は自分の人生関連で恨んでいるんだと思っていたけれど、どうもそうではないらしい。小太郎の命は、柚木家が「照る日の杜」に入信していなければ喪われた命にはならなかったのだから、宗教で殺された命って見てもいいと思う。一応。でもご神体様に踏み躙られたわけじゃない。手を出したのは彼の家族だ。なら、「命」って誰の命だ? 他だと今のところ難病の子供の件しか思い付かない。小太郎周り、例えば親族や友人に何かあったのだろうか。ここが小太郎の「深い絶望」? 
 この件……万夜様の関知していることではないと祈るしか無い、って、思いたかったのだが…あの……これ…さ…(万夜様パートの②で続きは触れます) 

 小太郎が持つ万夜様対する感情だけど、どう頑張って見ても、いいものでは、ない。「お前(万夜様)みたいに命を軽んじる奴は嫌い」「お前をメサイアだとは認めない」ってはっきり言ってしまっている。でも「僕は君に殺されたい!!」の直前、敵にやられて倒れ込む万夜様の傍で必死に寄り添う姿は、万夜様を心配するものだった。「傷は深くない!」って声を掛けていたけれど、万夜様の命が喪われたくないから言っていたように見えた。小太郎は「いのちだいじに」の精神だからかもしれないけど…でも、万夜様に死んでほしいほど嫌いでもないのは明らか……。「死にたいなら勝手に死ね」とか言われてたけどね。小太郎、目の前では死んでほしくないんだろうな。 

 小太郎は「御池万夜」を好いてはいないけど殺したくはないし死んでもらいたくはない。小太郎は「ご神体様」を殺したい、でも、真実を知ったとき、彼の中で「ご神体様」と自分のメサイア「御池万夜」は完全なイコールで結ばれるだろうか。小太郎は「御池万夜」のことを殺したいほど嫌ったことはないのだ。それに、今更「元」ご神体様を殺し直しても、万夜様を殺して小太郎が得るのは新しいメサイアだけ。踏み躙られた命だって戻りはしない。小太郎が何故ご神体様を殺したいのか、その理由如何かな。 

 ついでに気になってるのが、小太郎はいつ(自分が生きていた頃の)ご神体様が死亡したって知ったのか。『暁』では「新入生にサーバーへのアクセス権は与えられていない」ってことだったけど、『暁』~『悠久』の間には与えられたのだろうか。チャーチのサーバーにある「照る日の杜」の項目には新しいご神体様が据えられたことも含めて書いてありそう。情報提供者がいる…らしいし? 情報提供者はまだ杜に潜ったまま生きてるのだろうか。
 あとは「哲学者より愛を込めて」の献体ナンバー(万夜様が23番、小太郎が35番)が死亡順なら、万夜様の後に小太郎が死んでることになるので万夜様刺殺→小太郎刺殺の間に知ることができたかな、とは思いつきはしたけど……こっちはなさそう。万夜様の顔も知ることのできない立場だったらしい小太郎がご神体様刺殺という下々には全力で隠さなくてはならないだろうレベルの情報を掴めるとはちょっと考えにくい。最初に挙げた場合か、あるいは一嶋に聞いたか。一嶋なら万夜様がそのご神体様だったことは伝えそうにない。……っていうか、有賀・加々美・小暮が『暁』の段階で知ってるのに『悠久』に至っても小太郎が万夜様=元ご神体様ってことを知らないの、もしかしてチャーチ内箝口令でも敷かれてない? 万夜様が先輩とかに頼んで箝口令敷いてる? 進んで本人に言うことでもないんだろうけどさ…? 万夜様が露骨に仄めかしてるのに全然気付いてなさそうだから鈍いだけか?  


 次は万夜様について。 
  
 突然どかんと明らかにされた小暮の闇もやばかったけど万夜様も負けず劣らず大概な闇を見せつけてきた。『暁』『極夜』で片鱗も見せなかった希死念慮(と表現してよいものか)の表出。「御池万夜」自体私の好みに突き刺さるというのに、長江さんの演技が良くてとてつもない相乗効果を発揮し万夜様信者は虫の息。なんだあの鬼気迫る叫び。あの叫びで万夜様(と長江さん)すごいって思わなかった方います? 私は例の場面を思い出すだけで涙目になるし心臓が痛くなる。「僕と願いは一緒か」の辺りで結構きつかったのにあの叫びは駄目だ。 
  
 ①何故「小太郎に」殺してもらいたいのか  
 ②小太郎の項で触れた「奴は信仰を理由に人の命を踏み躙った。…それから…」の件について 
 を考えるだけ考えました。万夜様のこととなると相変わらず長いし纏まってないですが見逃してください。 

①何故「小太郎に」殺してもらいたいのか 
 「殺されたい」が願いであるからには、万夜様の中における自身の死がどういうものなのかをまず考える必要がある。『暁』までを視聴した時点で、 
  
 「死に場所・死に方にはある程度こだわりがあるっぽい。船上で砲撃されて「野垂れ死ぬ」のを嫌がってるから。万夜様は自身の命をそうやすやすと投げ捨てたって構わないとは思ってない。「辛かった」けど自暴自棄になるような内面ではない」 
bud-stg.hatenablog.com


…って思ってた。ただの殺されたがり/死にたがりではない。野垂れ死には嫌がっていたし、『悠久』で「僕は【君に】殺されたい」と願ったのだから。『暁』の時点で小太郎に殺されたがってるようには見えないので、殺されたい感情が『暁』であったとしても極々薄いか無意識レベルだろうなぁと。 
 (無意識レベルであったかもしれないって思わせてるのが、『暁』で空気読めてない思いやりマイナス値みたいな発言(「有賀さんも昔殺し屋だったんだって?」、「これってどれくらいの被害になるの?」→「なーんだ、そんなもんなの!」、「悠里ってイカれた人が~」)を、小太郎の前でしかしてない疑惑のせい。小太郎が嫌いそうな台詞わざわざ言うことでヘイト稼いでいたんじゃないだろうなと。生意気な性格故の発言じゃなくて小太郎に殺してもらいたいからわざと反感買うような発言していたんじゃないかって。ただ、これを殺されたい感情が明確になっていたと仮定してしまうとそれらより後の「なにそれ、僕嫌われてんの?」と矛盾する気がする。「僕嫌われてんの?」発言、私は万夜様が友人の作り方(他人とどう友好関係を築けるか)を知らない・生育環境が歪んでいたせいで他人の不幸を愉しむ性質になっていて、その性質は価値観が比較的一般人に近い小太郎と合わず、嫌われたいわけじゃないのに嫌われてしまっており、万夜様は何故自身が嫌われているのかわからないといった台詞だと考えていた。嫌われたいなら嫌われていることを気にする必要がないから。だから「『暁』の時点で殺されたい感情が存在していたと仮定しても」無意識レベルっていうのが推測。) 
 まあ思いやりマイナス値発言を小太郎の前でしかしてないっていうのが単なる偶然ってだけの可能性あるので……まあ……「あるかもしれない」程度の話である。今のところは。
 …………ここまで考えておいてアレだけど、万夜様、思った時にすぐ口にしているとか、気まぐれで発言しているとか、それだけかもしれない。これまでの台詞が繋がっているという前提が間違ってるかも。「嫌われたくない」と「殺されたい」は同時に存在していても矛盾する感情じゃないし。矛盾した感情があったとしても別に何もおかしくはないし。万夜様難しい。 
 話を戻す。 
 「僕は【君に】殺されたい!!」の言葉通り、小太郎に殺してもらいたい。万夜様は、万夜様にとって意味のある死を欲している。その「意味」を現段階で出ている情報から無理矢理考えるなら、小太郎に殺されることが万夜様にとって救いだから、っていう理由。「小太郎に殺されること」というより、「小太郎が万夜様(=小太郎が生き返らせてまで殺したがっている元ご神体様)を殺すこと/自分が死ぬことで嫌いな自分とのメサイアという関係が解消され別のメサイアが充てがわれること」、が小太郎にとっての救いなのだと万夜様が認識しており、それを叶えることで小太郎を救いたい願望・小太郎を救ったという満足感を得たい(満足感を得ることで万夜様も救われる)。だから敵の手で死ぬんじゃなくて、小太郎に「元ご神体様」を殺させたいっていう……小太郎以外の人間の手によって命の危機に瀕したことでそれを強く実感したとか……。自分の死後、別のメサイアが小太郎に充てがわれることを「悪くないか」なんて言ってしまっているし。 
 元とはいえ生まれてから一度死ぬまで「ご神体様」だった万夜様だから、サクラ候補生となった今でも誰かを救う神様に近いものとしての思考が根を張っていそうだなあって考えが少し。小冊子で出てきた話になるけど、杜の外に居続けて穢れたことで万夜様が『極夜』で見せたような能力や神託を下ろすことができなくなっているのなら、万夜様が目の前の誰かを救うことはその身をもってすることしか出来ないから……?(身を粉にしてまで誰かを救いたいと思うようなお人好しかと聞かれたら頭を横に振らざるを得ないのだけれども。自己満足も兼ねた願い故にあそこまで必死になったのか?)  
 一瞬「小太郎がメサイアに選ばれたから」っていうのも考えたんだけど、…どうかなぁ。もしも小暮がメサイアになってたら、その時は小暮に殺してほしいとは望まなそうだなぁ。……小太郎がメサイアになってしまったから殺されたい願望が目覚めた可能性…? ……。小太郎がメサイアじゃなかったとしても殺してほしいと望んだだろうか…いや、…そもそも殺されたいと望むこと自体生まれただろうか…? 
 ただこれだとなんで小太郎に自分がご神体様だって伝えないのかがわからないっていう謎が出てくる。殺してもらいたいならさっさと言えばいいのでは?って。『暁』でも「僕に対する振舞いに気をつけろよ」→「なんでもなーい」って言ってはぐらかしてる。『悠久』でも「僕のことも調べてみたら?」、と自分から明かそうとはしないスタンスが変わらない。小太郎が自分の力で見つけた情報から、小太郎自身の意志で道を選ばせたいのだろうか。神様が啓示で人の子の進む道を示すのではなく。だからあの絞り出すような吐露は「僕は君に殺されたい」「君が僕を殺してくれ」と望み/頼むかたちになっているのだろうか。思いを伝えただけで、「殺せ」という命令形ではない理由というか。殺させるのではなく、小太郎に自分の意志で自分を殺させたい、っていう。 
 命の危機に瀕しながら小太郎に励まされると「また」死に損なうのを物凄く嫌がり、「僕は君に殺されたい!!」と叫びながら小太郎の足元に縋り付く万夜様の姿は、まるで小太郎が神様で万夜様が救いを求める人の子のようだった。率直に言って美しいと感じた。前は小太郎が信者(人の子)で万夜様が神様だったのに。万夜様も人の子なのだけれど。 

②小太郎の項で触れた「奴は信仰を理由に人の命を踏み躙った。…それから…」の件について 
 私は配信を何度も見直すまで誤って記憶をしていた。万夜様の台詞に「…これじゃ、アイツが本当のことを知ったら僕は殺されちゃうな……あの時みたいに」っていうのがあって(太万頭島へ向かう前、小暮勧誘直前)、私はこの「殺されちゃう」が、小太郎のご神体様殺したい発言の後に発したものだと思い込んでいた。「本当のこと」とはご神体だったことを指しており、それを知られたら殺されちゃう、という意味なんだと。 
 でもそうじゃない。「人の命を軽んじる奴は許せない(小太郎)」→「アイツが本当のことを知ったら殺されちゃう(万夜様)」→(研見会組との接触・ハングドマンによる独立宣言)→(バベルの塔の件・「こんな感じぃ?(万夜様)」)「ご神体を生き返らせて欲しい(小太郎)」の順だった……。 
 「殺されちゃう」発言の前に小太郎は万夜様にこう告げた。「俺はな、……お前のように人の命を軽んじる奴は許せない」、と。この時点で小太郎は万夜様に自分がご神体様を殺したいという願いをまだ伝えていない。「人の命を軽んじる奴は許せない」とだけ聞いて「本当のことを知ったら僕は殺されちゃうな」と万夜様は考えたんだ。 
 つまり、「本当のこと」は、自分が元ご神体だったってことじゃない。「本当のこと」を指してるのは、きっと、小太郎が許せないこと、人の命を軽んじること。確かに万夜様は他人の命を軽んじる傾向にはあった。『暁』の衛星墜落の一件に現れてる。でもそれは小太郎に隠してない。思いっきり目の前で言ってる上にすぐ怒られてる。 
 万夜様には、まだ明らかにしていない「本当のこと」がある。それは小太郎が知ったら、殺されそうだと、万夜様が思う程度の……。この「本当のこと」っていうの、ご神体様時代に「人の命を軽んじる」ことをしていて、それが「それから…」の件なんじゃ、ないかと。 
 ……。  
 ……嘘だろ? 考えれば考えるほど薄暗い方向にしかいかない私の考察(妄想)だけれど、これは特に当たらないでほしい。私は考察もどきを繰り返しているが、それは決して今後の展開を先読みしたいからしてるわけじゃなくて、なんだ、言わば二次創作的なあれなのだ。まだ描かれていない白い部分を、整合が取れるように空想する。妄想癖甚だしい人間ってだけだ。思いついてしまったから今回文章にしたけれど、今後の作品で上記に近い事実が「正解」なら私は劇場で瀕死になるに違いない。でも万夜様の結末までは死ねない。 
 ご神体様を恨んでいる一件が、「照る日の杜」がしでかしたことなら、神託を下ろす存在だった万夜様が関与していない可能性だってあるんだ……。小太郎がご神体様を殺したいのは、「照る日の杜」の罪を中心にいたご神体様に償わせようとしていたっていう話。もしそれなら、直接関与していないということで小太郎の殺意が万夜様以外に向けられるかもって。それなら小太郎の殺したい願望が解消されるので明るい関係への一歩になれば、と…。万夜様は殺されたがってるけど……。 
 ……ああいや、回避パターンがないわけでもない。万夜様が「人の命を軽んじる奴は許せない」の前に、小太郎がご神体様への恨みを抱えていることを知っていればいい。このパターンだったとしても小太郎の望みを聞く前に「殺されちゃう」という発言・「死んだ照る日の杜のご神体を生き返らせて欲しい(小太郎)」→「…恨んでるんじゃなかったの?(万夜様)」の流れに矛盾は生じない。後者は恨んでいると思っていたのになんで?、というニュアンスだったと考えれば、いける。問題はいつその情報知ったのって話だけど……生前なり、『悠久』に至るまでの間なり、どうとでもなる。 




 ……万夜様、生きて「卒業」できる日、来ますかね。 
 生きて幸せを掴んで欲しい信者としては当の万夜様の望みが「殺されたい」ってだけでもう頭抱えてるけど、その、……万夜様が幸せになれる時は迎えられますか……?