「これもいずれ、赤く変わるわ」

ブログタイトルに意味はない

個人的万夜様の魅力紹介&『悠久乃刻』観劇前にまた懲りずに万夜様について考えた

※こことは別に『メサイア』をあんまり知らない方向けに万夜様ダイマ記事を作りました

御池万夜様は、いいぞ - 「これもいずれ、赤く変わるわ」

 

 

 

個人的に万夜様の「ここが好き」ってポイント

①名前

→「御池万夜」。「御池」もだけど特に「万夜」がいい。この組み合わせがいい。御名前は「万の夜」なのに万夜様の雰囲気が薄命そうな感じなのでギャップめいたものもよろしい。(信者としては幸せに長生きしていただきたい)  「まよ」はどちらかと言うと女性名なので万夜様の中性的な美しさを出してる。いい。

 

②経歴

新興宗教の元ご神体様として俗世から半ば隔離された環境で20年以上過ごしてたっていうところが私のツボというか、なんというか、そういう普通じゃない経歴持ちのキャラが好きです。(メサイアのキャラクターに普通の経歴持ちなんかいないんだろうけど)  なんだこの闇の塊みたいな経歴…。しかも本人はこのご神体様時代を好意的に受け止めてないところが更に闇。ご神体万夜様は一体何をして…いや、何をさせられていた…?

 

③性格

→「新興宗教団体の元ご神体」「山中で暮らしていた」なんて経歴でこう、儚げな…憂いを帯びた…そんな性格かと思いきやそんなことはない。講談社文庫版原作に収録されている『哲学者より愛を込めて』で初めて万夜様を知った人は是非劇場や映像で驚いてほしい。サクラ候補生随一の生意気さ。空気も読めない。(そもそも読めるだけの常識やコミュニケーション能力を培えない環境で育った可能性があるのを考えると少ししんどい)  他人を下に見てるくせに、極夜で間宮の頼み(?)は聞くし有賀との橋渡しまでする。死者には優しいのかもしれない。割と面倒臭がりなのに。面倒臭がりなのに!!! そして時折覗かせる憂いと儚さ。最高。あと他人の歪み?というか、抱えてる暗いものは結構すぐ見抜いたりする。万夜様はすごい。

 

④滲み出るサディスト

→『暁乃刻』登場シーン(役名とキャストの名前が出るとこ OPか?)で敵と戦いながら笑ってる。 その後別の戦闘シーンで倒れた敵の肩をとんとん叩いて自分の方に意識を向かせてからの良い笑顔で顔面蹴り。こわいわ。でもサクラ候補生としては戦闘能力がまだまだ未熟なので白崎に二人がかりで負けるし結構ボロボロにされてる。特に敵にボロボロにされてるときはすっごい嫌なんだろうなーーって思う。強くなってください。万夜様が愉しそうにされているお姿が私は好きです。

 

⑤戦闘スタイル

→万夜様の戦闘スタイルは基本蹴り。これに関しては万夜様を演じる長江崚行さん曰く、「殺陣指導の六本木康弘さんが役者の意見を聞きながら組み立ててくれる方」「柚木が元柔道選手で上半身を使うスタイルなので対になるような感じに」らしい。(言葉はうろ覚えなんですが概ねこんな感じのことを悠久前にツイキャスで仰ってた、はず)  あと長江さんにテコンドー経験があるそうなので、役に沿ってというよりは「柚木と対に」「長江さんの経験」という要素から創られたスタイルだと思うのですが、いや、万夜様は敵の血とかで自分の手を汚したくなさそうなのでピッタリすぎる。(もし拳主体のスタイルだとしても私は「敵を自分の手でぼこぼこにする感触を味わいたいサディストか!」って言って喜んでると思います。万夜様信者なので都合よく解釈します。) 跳んで敵を蹴り飛ばすときにメサイアスーツの裾がひらひらするの格好いい。

 

というわけで私の感じている万夜様の魅力でした。

広がれ万夜様信者の輪。

 

 

 

それ以外はこの記事読んでいただければ私が万夜様のこと考えすぎてるのはわかっていただける気がします。

『MESSAIAH』シリーズに手を出しました。 - 「これもいずれ、赤く変わるわ」

 

 

 

以下は小説や舞台中の台詞・表現をもとにした半分以上妄想で構成された代物です。

「万夜様はなんで柚木に自分が元ご神体様だと伝えないのか?」という点について考えてみました。

あと多分前の記事(上記リンク先)でも似たような事書いてる。いろいろ拗らせ万夜様のモンスターペアレントと化した上考察の素材があんまり多くないからね、しかたないね…。

 

 

 

 

 

 

『暁乃刻』で柚木と二人で対有賀戦闘訓練するとき→「(柚木に対して)やっちゃっていいみたいだよ?」

 万夜様の扱いが(万夜様的に)雑な件について→「…お前こそ、僕に対する振舞いに気をつけろよ」

 万夜様、明らかに柚木を自分より下だと見てる件。いや、万夜様が「自分より上」って捉えてる人間がこの世にいるのかは知らないけど。にしたって柚木に対してはこれが露骨なのは柚木が元信者だって知ってるからでしょうね。そうじゃなきゃ同期である小暮にそうしない理由が不明になっちゃう。元信者(=元ご神体様たる自分より下、かつて自分を崇拝していた立場の人間)だからこそぞんざいに扱われるのが万夜様は嫌なんだと見るのが自然な気がする。

 じゃあなんで万夜様は、極夜と暁を超えても柚木にそのことを告白しないのか、って話で。扱いが不満なら言えばいいんですよ、自分が「照る日の杜」元ご神体様だって。そうしたら元信者の柚木くん掌返すかもしれない。でも言わなかった。ずっと万夜様はそれを伝えずにサクラ候補生として柚木といた。考えられた理由として

 

 ①万夜様自身、ご神体様として生きていた過去に何らかの負い目がある(ので、柚木含めて他人に言いたくない)

 ②チャーチでの生活中(もしくは生前)、柚木が「照る日の杜」について(あるいは「ご神体様」について)不満を述べておりそれを万夜様は知っている

 

…の2パターン。

 まず①について。これは『暁乃刻』でスペクターの頭撃ち抜いたときの台詞「やっと解放されたって顔してるね、そんなに生きるの辛かったの? …そっか、僕と一緒か」から。「生きるの辛かった」が「僕と一緒」に掛かっていると思うので、万夜様はご神体様時代を指して「辛かった」と見てる。「辛かった」ことが信者に対する負い目に繋がっている可能性。万夜様生者は救えないし…死因もそこが原因だからご神体様時代は万夜様にとって幸せな時間じゃなかったんだろうなって…まあ幸せだったらサクラ候補生として拾われないよね…。それ相応の闇が…ある…。

 ②については、まあ、いくら生意気で割と空気読めてない(読んでない?)万夜様でも言わないだろうなってパターン。万夜様、柚木に嫌われてる(疑惑)のとき微妙な反応してたから。少なくとも柚木に嫌われてる・避けられてること喜ばないって感じの。万夜様柚木に嫌われたくなさそうなんだよなあ…『暁乃刻』だけの描写だけど…。嫌われたくないならあんな口の聞き方してないでもっと友好的にすればいいのにって思うじゃないですか、でも万夜様アレだわ、友達作れたことないわ、絶対。顔出し割とNGっぽいし…下手すりゃ学校とか行ってないのではなかろうか…? あの性格考えると周りの大人は万夜様をきちんと育てはしなかった。ご神体様、神様の依代、客寄せパンダならぬ金寄せご神体様だから、性格は重要視されるところじゃない。もし「御池万夜」が大事なんじゃなくて「御池万夜の肉体」だけを大事にされてたとしたらグレるよね…? 新興宗教団体のド真ん中で生まれたときから崇められる(大事にされる)ご神体様として育てられて、「辛かった」経験がその約20年の中にあるのなら、それはあの人当たりの悪い性格に出たんじゃないかと。難病の子供を持つ親が大金注ぎ込む団体が「照る日の杜」なら、救いを求める人々(=幸せではない人たち)の中心にいたのなら、万夜様の周りはもう神様に縋ることしか出来ないほどの他人の不幸で満ちていた。それなら万夜様が他人の不幸を愉しむ発言をしていたのも、自分の中では納得がいくところがある。だってそれくらいしか日々のストレス解消になれなかったんじゃ…って…。

 

 まあここまで妄想なんですけどね。

 どうも『悠久乃刻』で万夜様・柚木・小暮辺りに新しい何かが投下されたっぽいです。しにそう。メサイア誰になったんですかね……。

 

 次更新する時は『悠久乃刻』東京千秋楽後になると思います。ネタバレ満載になると思いますが、どうやらニゴステでネット配信が有るので許されるかな…と…? 大阪まで待ってると書いたこと忘れそうなので…ちょっと考え中。